スマホとネットとの過ごし方

電車に乗ってゾッとしたことはないだろうか。

乗車しているほぼ全員が下を向き、手元の世界に入り込んでいる。ゲームをする人、メールを確認する人、ソーシャルメディアを使う人、動画を見る人。極め付きは、ベビーカーに乗った赤ちゃんまでもがスマホを手にしていることだ。

冷静に考えたとき、自分もその中の一人だということに気づいた。暇さえあればスマホを見る。友人の投稿を確認する。有名人が上げたYouTubeの動画を見る。ただ、その行為に私たちは縛られすぎてはいないだろうか。

2001年生まれの私は、物心ついた時にはインターネットというものがあって、海外に住む家族とテレビ電話をすることは当たり前だった。けれども、つい数百年前まではそんなことは当たり前ではなく、まして時間も、住んでいる大陸が違う人との会話などできるはずもなかった。

スマートフォン、インターネットの便利さを否定する気はない。なぜなら、スマートフォン、インターネットがなければ、この意見を発信することすらできないから。ただ、スマートフォン、インターネットのある世界に、どこか不自然さを覚える。今、物理的に近くにいる人や、周りの自然、環境、時間を楽しむことなく、スマホの小さな画面にのめりこむ。また、その瞬間を記録すること、その場にいない人と共有することにみんな躍起になっている気がする。

一日一日、その時その時を大切にしていきたいものだ。

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